FC2ブログ

Page up▲

■about this blog■

映画大好きな3人が殆ど毎晩DVD鑑賞し、それぞれ独自の感想で綴る
レビューというか感想Blogです。
とは言え、書いてるのは殆ど(まう)ですが…
レビューが異様に淡泊なのは、仕事が忙しい時です…


好き勝手に感想を書いているので、
盛大にネタバレありです。
ご注意ください。


また、お勧め映画も教えていただけると嬉しいです。
スポンサーサイト




Page up▲

キョンシー

呪怨の清水監督が制作に参加した、霊幻道士のリブート作品。
ほん呪61のついでに借りたら当たりだった。

霊幻道士はホラー、アクション、コメディを含むけど、
本作はコメディなしのホラーとアクションのみ。
監督がマルチアーティストで、演出がいちいち
スタイリッシュなのも格好良くて良い感じ。

呪怨っぽく禍々しい演出、躍動感あるアクション、
背景にある悲しいエピソードと新たな悲劇、
じわじわ怖いやらカッコ良いやら切ないやら。

霊幻道士のオマージュがたくさんあるらしいけど、
当時クソガキだったので全く覚えておりませんw
霊幻道士ファンからは賛否あるようだけど、
自分には十分に魅力ある映画だったかな。

勝手に考えたアジアンホラー三原則。

 ・舞台や映像はいつも暗くてジメジメ。
 ・貧困層や人生コケた人の無気力で詰んでる感じ。
 ・裏には悲しい事件、それに起因する狂気。

この辺の要素が雰囲気を盛り上げてくれて、
世界観にスッと入れるから好き。
アジアンホラーの醍醐味は何より雰囲気であるから、
これらを満たすだけでもハズレは無いと思う。

それに加えて本作は、幽霊やキョンシーの造形や動き、
周辺の演出が禍々しくてカッケーんですよ。
怖いというより、格好良くて見入っちゃう。

アジアンホラーの雰囲気と、スタイリッシュな映像美が
好きな人にはオススメです。



ただし、あのエピローグはどうだろう・・・
今作のテーマが「人生コケた人の絶望感」みたいなものらしく
それを最大限に表現するには必要なんだろうけど、
話としてはそれ無しでちゃんとオチてるし、
テーマを押し付けたせいで本編の価値を落としてるんじゃないかなぁ。

夢オチご法度の法則は、手塚先生の生きた日本にしか
浸透していないらしい・・・

Page up▲

インシディアス 第2章

「インシディアス」「インシディアス 第2章」、
便宜上、前者を第1章、後者を第2章と呼ぼうか。

どちらも「ソウ」シリーズで監督/脚本/制作を務めた2人と、
パラノーマルアクティビティの監督が監督/脚本/制作を担当。
「ソウ」で付いてしまった残虐映画監督のイメージを
払拭すべく、家族愛の描写に重きを置いたとのこと。
その甲斐あってか、家族愛が大きな鍵になっている。

第1章はオカルトホラーとしては少し王道を外れて、
「向こう側」から現世に干渉する話。
この世とあの世の間、サイレントヒルやミラーズの
裏世界みたいな感じで現世からは見えないけど、
同じ場所、同じ時間軸に存在していて、
裏からは現世が見えるし物理的な干渉ができる。
主人公側が能動的にそこへ行っちゃう辺りが異端。

ビビらせ方はそれなりに上手いんだけど、
どうしても家族ドラマとホラーのごった煮で
怖さを求めるホラーとしては中途半端な感が否めない。
それでもまぁ及第点ではあると思うけど。

すごいなーと思ったのは第2章の方。
なんといっても第1章からの伏線が鮮やか。

続編ってのは第1章から数年後とかで、
たいていは舞台や人物が一新されてるもんだけど、
これは第1章の直後から話がスタート。
第1章見てないと話が全くわからないので要注意。

第1章で起きたポルターガイスト現象などが全て、
第2章への伏線になっている。
第1章では勝手にドアが開いただけだったシーンが、
第2章では「向こう側」視点で描かれる。
その時、向こう側で何が起こっていて、
何故そのような現象が起きたのかが描かれる。
こういうのが矢継ぎ早に示されて、納得の連続。

これは第1章の時点で狙ってたのか?ってくらい
鮮やかだったし、計画的にやったのであれば
そう難しいことでは無いんだろうけど、
やっぱりこうして対比を見せられると
「スゲー!」と思って感嘆のため息が出ちゃうよ。

ホラーとしての怖さは中程度だけど、家族ドラマと
鮮やかな伏線の回収、コミカルな脇役など
見どころ満載で、お得感のある映画でした。

Page up▲

キャプテンハーロック -SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK-

やっと借りられたので観た。
うおー、ついに邦画SFでこのクオリティが出たか!って感じ。
男の子補正の効く人やケレン味ある渋さが好きな人は、
フルCGだとかマンガ・アニメ原作だからとかで毛嫌いせずに
これは観るべき。

国内では不評らしいけど、それが全く理解できない。
まぁ逆に、邦画には邦画の方向性というものがあるんだから、
こういうのはハリウッドでやれば良いじゃんとも言える。
国内外の実際の評価と照らすに、ハリウッド関係者、
ハリウッド映画ファンにウケが良いと言うのが正しいかも。

邦画で制作費30億円はバブル期ですら超大作の部類だけど
ハリウッドなら100億円とかザラだし、30億円でこれだけの
ものが作れて世界中から配給オファーが殺到したともなれば、
そこに衰退する日本のゲーム業界やアニメ業界にとっての
何らかの活路があるんじゃないかなぁと思った。


ストーリーはやや哲学的ながらも割とシンプルで、
母なる地球の宗教的統治とその真実を巡る抗争にフォーカス。
まぁなんというか、エゴによる独裁と抵抗組織とか、
FFシリーズにありそうな感じ。

キャラクターはJRPGにありがちなイケメンホスト風を
基調としながらも、やや洋ゲー風の機械油とススにまみれた
オッサン方向に寄っているので綺麗すぎず許容範囲。

んであとは宇宙空間での艦隊戦とか、いちいちキザな動作の
格好良さでヒャッホー!て感じだった。
三連砲身が捻りを加えながら旋回するところとか、
何かにつけマントを翻す動作とか決めポーズとかたまんない!

テーマにもあるように、ハーロックが全て正しい訳ではなく、
過ちを犯しながら苦しみながらも前に進んでいくってのが
全編を通して表現されていて趣があるよね。

劇中の音楽もとても良い。
なんかジャニーズと縁の深そうな人みたいだけど、
アメコミも手がけてるだけあってか雰囲気ある。

テーマ曲はナツの大好きなワンオクなんだけど、
エンディングロールに使用されてるだけなのがちょい残念。
この後悔するような静かな曲の中で、戦艦同士の最終決戦とか
言葉を語らない信念のぶつかり合いとか痺れるのに。
この映画のために書き下ろされたわけじゃないのに、
ここまで歌詞が話のテーマに合ってるって事もあるんだねぇ。

あとなんかキャイ~ンの天野くんが出演してた。

Page up▲

ラスト・エクソシズム


神父業をビジネスと割り切り神を信じていないパフォーマーが、
ペテンと割り切ったうえで悪魔払いをするドキュメンタリー風映画。
ただしその根底には、救いを求める者に安息を、という
正義感があるので、拝金主義みたいな嫌味な感じは無し。

ザ・ライトでは「悪魔を信じる、故に神を信じる」という結論に
ラストでやっと達したのに対し、
本作では「神を信じるなら悪魔も信じなきゃダメだよね(笑)」と
最初から悟っちゃってるのが大きく異なる。
これは主人公の宗教観を理解するのに役立つと思う。


まず前提として、悪魔払いは精神医療である。
精神の不調を訴える患者やその家族に対し、
病名や悪魔憑きという理由を与えて状況を整理させ、
治療や悪魔払い(プラシーボ効果)を施すことで
症状を改善させる点で共通している。
つまり必要悪としての、優しい嘘なんだ。

以前読んだ精神科医のコラムによれば、
病名を付けて不明瞭な状況を脱するだけで、
患者や家族は凄く安堵するそう。
既知の症例であり、原因不明のお手上げ状態ではないのだ、と。

しかし実際の精神医療の現場では、様々な症状に対して
割と強引に線を引いて病名を付けているに過ぎず、
本当は気休めに近いものらしい。
症状が十人十色すぎて、区別してたらキリがないんだとか。
しかもその線の引き方も、学派によって異なり一定しない。
それでも病名が確定することによって患者の心的負担が
大きく緩和されるので、大いに意味のある行為だそう。


ザ・ライトでは結果的に 悪魔払い>医療 と展開したけど、
本作では逆に 医療>悪魔払い という展開がなされる。
儀式を行う神父が基本的に悪魔払いを信じていないので、
プラシーボで手に負えないなら医療に頼ろうというスタンス。

しかしこれまたよくあるエクソシスト映画では
患者の家族が悪魔払いに懐疑的であるのに対し、
本作では悪魔払いが信頼されきってしまい手を焼く展開に。
ただし最後は話の流れ通りではなく、劇的なラストを迎える。


とまぁ精神医療としての悪魔払いについて、
他とは少し異なる方向からのアプローチで考えさせる映画。
ストーリーや演技で特に魅入ったところは無かったので、
自分なりの善悪論を考えるうえでの一つのサンプルとして、
ザ・ライトとはまた違った面白さの映画じゃないでしょか。

テーマ: 映画感想
ジャンル: 映画

Designed by mi104c.
Copyright © 2019 ドワナ - アルマゲ -, all rights reserved.
11 | 2019/12 | 01

sun

mon

tue

wed

thu

fri

sat

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

Page up▲

  • 最新記事のRSS
  • 最新コメントのRSS
  • 最新トラックバックのRSS